✔︎ 米国株式投資に興味があるけど一歩を踏み出せない
✔︎ 投資初心者だから失敗を出来る限り避ける方法を知りたい
✔︎ 米国株式投資のメリットが知りたい
こんにちは、ぽん(@ponsanfufu)です。

私たち夫婦は、2030年にFIRE(経済的自由・早期退職)を目指しています。

初めての米国株式投資でドキドキしましたが、2020年12月末時点では約240万円の含み益を出せています。
今回は、初心者でも含み益を出せた私たちの初心者でも米国株式投資で勝てるわが家のメソッドとその解説をお伝えします。
投資初心者の方にも分かりやすく書いたので、個別銘柄投資の参考になったら嬉しいです。
最新の米国株式投資実績も解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
日本ではなく米国株式投資を選んだ理由
そもそも個別銘柄の株式投資って、みなさんどんなイメージがありますか?
私たちは最初、こんな風に思っていました。

損するイメージがあるからあまり良いイメージではないかも。。

リスクが大きいイメージがあるから、一歩踏み出すのには勇気がいるな。
もともと、FIREに向けて「不労所得を得ながら資産を拡大していきたい」という目的があるため、個別銘柄の株式投資ではなく高配当株式投資やインデックス投資を進めていく予定でした。
特に私たちは投資初心者のため、大きなリスクを取らないでいようと思っていたんです。

でも、調べるうちに個別銘柄に投資した方がリスクがある分リターンも大きいことがわかりました。
そこから、もし個別銘柄にするなら日本株か米国株どちらにするかを検討しました。
まずは、日本の株式市場の代表的な指標である「日経平均」をみていきましょう。
こちらのチャートは、2000年代の日経平均株価の推移になります。

最近は調子が良くて上昇傾向を続けていますが、この20年間に上がって下がってを繰り返しているのが分かります。
つまり、キレイな上昇傾向ではないと私たちは判断しました。
続いて、アメリカの株式市場の代表的な指標である「S&P500」をみていきましょう。
こちらも日経平均と同じく、2000年代のチャートになります。

いかがでしょうか。比べてみると、違いがよく分かりますよね。
米国株式市場は、明らかに全体的に上昇傾向にあるんです。
もちろん下がった時もありますが、そのあとは下落を大きく上回るほど株価が回復していっています。
投資をする市場として、将来上昇していくだろうということを信じられることはとても大事だと思っています。
これが、私たちが日本株ではなく米国株に投資を決めた理由です。
しかし、チャートとをみて分かる通り2009年以来ずっと上昇し続けていますよね。

これからも上がるということは信じていても、上昇し続けているとなかなか購入に踏み切れなかったのが正直なところです。

でも、待っていればいつか買えるタイミングは来るはず!と思っていました。
そこで、米国株式投資デビューをするための条件を夫婦で設定したんです。
米国株式投資デビューをする条件
私たちが、コロナ渦で米国株式投資デビューをしたのは以下の条件をクリアしたからです。
参考にした指標S&P500とは?
そもそも、「株式市場全体が大幅に下落タイミング」を見極めるために使用していた指標から説明していきます。
私たちが、参考にしていた指標は先ほどもチャートを見たS&P500です。
聞いたことがある方、分かっている方もいると思いますが、私は初心者の時によく分かっていなかったので、まずはS&P500について説明していきます。

最初はちんぷんかんぷんでしたが、理解していくうちに楽しくなってきましたよ!
S&P500とは?
・市場全体の動きを表すとして機関投資家などに広く利用されている指標

米国株式市場においては、とても信頼できる指標なんです。
S&P500に採用されるための条件
では、どんな企業がS&P500に採用されるのでしょうか?
その条件を、簡単にご紹介します。
✔︎ 時価総額が 53 億ドル以上ある
✔︎ 流動性が高い
✔︎ 浮動株が発行済株式総数の50%以上ある
✔︎ 四半期連続で黒字の利益を維持していること などが条件です。

流動性?浮動株?ってどういう意味なんだろう。。

難しいですよね!私も最初、分かりませんでした。
売買がどれだけ活発におこなわれているかを表す言葉です!
・流動性が低い:売りたい時に売れない、買いたい時に買えない
安定した株主に保有されておらず、市場に流通する可能性の高い株式のことです!
・浮動株が少ない:実際に市場で売買できる株が少ない

これが分かるだけでも、なんだか株について少し詳しくなった気がしませんか?S&P500について、理解が深まっていたら嬉しいです。
以上のことから、私たちは米国市場を代表する指標であるS&P500を判断する材料としました。
なぜ、コロナ渦で米国株式投資をしたのか?
私たちが初めて米国株式投資をしたのは、2020年3月。
ちょうど、コロナが世界的に蔓延してきて市場全体の株価が下がってきたタイミングでした。
投資初心者の私たちでしたが、株価が下がっていることはニュースなどで知っていました。
でも、実際にやったことのない株式投資に足を踏み入れるのは勇気が必要だったのも事実です。

出来れば損はしたくない!と思い、損をしない投資タイミングを狙っていました。

初心者の私たちにとって、投資するタイミングは本当に大事だったなと思います。
投資初心者でビクビクしながらも、一歩を踏み出せたのは私たちなりのきちんとした根拠があったからでした。
直近20年間のS&P500株価推移
これは、直近20年間(2000年代)のS&P500の株価の推移です。
チャートを見てみると、この20年間に3回株価が大きく下落していることがわかります。
❷2007~2009年:リーマンショック
❸2020年2~3月:コロナショック

そして、この3回とも30%以上も下落しているんです!

S&P500でも、そんなに下落するってすごいことだよね!
・下落したあとは株価が上昇する傾向にあるので含み益が狙える可能性が高い

面白い事実がわかったので、ぜひ読み進めてみてください!
❶2000~2002年:ITバブル崩壊
ITバブル崩壊では、2000年から2002年かけてS&P500が49%も下落しました。

ITバブル崩壊って聞いたことはあるんだけど、実際に何が起こったの?
1990年代末期からアメリカを中心に、情報通信産業が急激に発展して注目されたことをきっかけに、インターネット企業の株式投資需要が一気に増えました。

みんな、これからの情報通信産業に大きな期待を抱いたんだね!
その影響で株価がどんどん上がっていったというのが、いわゆるITバブルです。
時期的には、マイクロソフト社のWindows95が世界的に注目された頃だと理解すると、イメージがしやすいと思います。

でも、それがなんでその後ITバブル「崩壊」になったの?
ITブームに後押しされて、その時期にはたくさんのITベンチャー企業が設立されました。
一時期はとても盛り上がったインターネット産業でしたが、ITバブルが崩壊したのには複数の原因があるといわれています。
その原因の一部がこちらです。
・パソコンの普及が進み市場が飽和状態、かつIT企業の売り上げが低迷し始めた
・赤字経営のITベンチャー企業に対する警戒感が広がった
「ITバブル崩壊」といい、その後、世界的な不況をもたらしました。

その後バブルが弾ける前の相場が戻るまでには、約7年の歳月がかかりました。

ということは、、、つまり次に説明するリーマンショックが2007年頃に起こっているから、ちょうど相場が元に戻った!と思ったらまた株価が下がっていっちゃったんだね。
❷2007~2009年:リーマンショック
リーマンショックは、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。
実は、下落率が57%とITバブルよりも大幅に下がったんです。

アメリカのリーマン・ブラザーズが経営破綻したんだっけ?

その通り!分かりやすく解説をしていきますね。
当時、リーマン・ブラザーズは米国第4位の規模を誇っていた巨大証券会社であり、名門投資銀行でした。
そんな大企業が経営破綻をするなどとは、誰も予想していなかったでしょう。
破綻したのは、こういった原因からでした。
↓
低所得者向けの住宅ローン「サブプライムローン」が特に流行
↓
不景気がきっかけで、地価が下がる(住宅バブル崩壊)
↓
お金を借りていた人たちが返済できない問題が多発
↓
サブプライムローン証券に多く投資していたリーマン・ブラザーズの経営が悪化
↓
負債総額約6000億ドル(約64兆円)を抱えて経営破綻
↓
大企業の突然の倒産をきっかけに、世界経済へ不景気の波が広がる
↓
世の中的に「他の大きな銀行も、倒産してしまうのでは?」とパニックが広がる
↓
その不安と不信感から銀行にお金を預ける人が減る
↓
銀行が融資出来なくなり多くの企業で資金繰りが悪化
↓
どんどん株価が暴落していった

つまり、発端はリーマン・ブラザーズの倒産であったけど、それによって他の金融機関や経済にも大きな影響が出たんだね。
低所得者や借金を返さなかったことがある人でも、またお金を借りられるようにした制度です。
当時、このサブプライムローンをもとにして作られた証券(信用度が低いため、利回りが高いのが特徴)を売買して、お金を儲けようとする投資家が増えました。

僕はリーマンショックの時にちょうど、就職内定の時期でした。友人の中には突然の内定取り消しになった子もいて辛い思い出ですね。
リーマンショック後、元の株価に戻るまで約5年半がかかりました。
その後は2020年までS&P500の株価は順調に上昇し続けてずっと20年代の最高株価を更新し続けていたんです。
そこに歯止めをかけたのが、コロナでした。
❸2020年2~3月:コロナショック
それでは最後に、記憶に新しいコロナショックをみていきましょう。
コロナの蔓延の影響で、2020年2~3月の間に34%も株価が下落しました。

2~3月のたった1ヶ月の間ってこと?ITバブル崩壊やリーマン・ショックだと1,2年かけて下落してたような。。

まさにその通り!このコロナショックは、2020年代の中でも株価のピークからの下落スピードが最も速かったんです!
詳しくみていくと、2020年2月19日に株価のピークを過ぎてから、約1ヵ月後の3月23日までの間に34%下落しています。
しかし、その後株価は急速に上昇しているのも、チャートから分かりますよね。
実際に約5ヵ月後の2020年8月18日には、下落前の水準まで回復しているのです。

なんで今回は、そんなに回復が早いの?ITバブル崩壊は約7年、リーマン・ショックは約5年半も回復にかかってたのに。
回復が早かったのは、こんな見方からだと考えられています。
・コロナの状況は改善に向かい、感染対策が景気に与える悪影響も和らいでいくだろう
・来年や再来年は経済や企業業績が回復していくだろう
米国株式投資に興味を持っている方へ
今回は、初心者でも米国株式投資で勝てるわが家のメソッドとその解説をお伝えしました。
「株価が暴落した時を狙って買う」なんて、もしかしたら、投資をやっている方には当たり前すぎるお話だったかもしれません。
でも、投資初心者かつあまり経済に詳しくない私はこの話が理解できた時に感動しました。

歴史を紐解けたような感覚で、これなら米国株式の個別銘柄投資も怖くないかも、と思えました。
もちろん、もっとリスクを下げたい方はS&P500のインデックス投資もいいと思います。

実際に、僕のつみたてNISAはeMAXISSlim米国株式(S&P500)にしていますよ!
これからの期間は高配当株式投資に集中して、もしまた指標であるS&P500の株価が30%以上暴落することがあれば個別銘柄も再検討しようと思っています。
この記事が、米国株式投資の理解に少しでもお力になれていたら嬉しいです。
コメント